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奈良県に暮らしてわかるLGBTQや多様な性の現状とは

<プロフィール> 
氏名:定政 輝(サダマサ ヒカル)
出身地:熊本県 奈良県 斑鳩町在住
セクシュアリティ:トランスジェンダー(FTM)
好きな言葉:「一期一会」「努力は裏切らない」
所属:LGBTQ支援団体RainbowCreate代表/奈良レインボーフェスタ共同代表/児童発達支援管理責任者・保育士/幼稚園・保健体育教員免許所持
全国各地で、LGBTQ講演会活動や定期的な奈良レインボーカフェの運営や奈良レインボーフェスタの企画・運営やレインボーグッズの製作・販売を行う。仕事は大阪市内で児童発達支援放課後等デイサービスの管理者として発達障がいを抱えた子どもたちの療育支援に携わっている。

<プロフィール>
氏名:河崎 桃子(カワサキ モモコ)
出身地:奈良県 奈良市在住
セクシュアリティ:レズビアン寄りのパンセクシュアル
好きな言葉:「縁は生きもの 育てるもの」
所属:奈良レインボーフェスタ共同代表
全国各地でLGBTQ講演会活動のアシスタントや
奈良レインボーフェスタの企画・運営を行っています。


~奈良県ってLGBTQにとってこんなところ~
<奈良県在住の当事者にとっての経験談から伝えられること>

ヒカル:みなさん、こんにちは。定政輝です。自分自身は、トランスジェンダーのFTMだと性自認して、家族や友達にカミングアウトできるようになったのは20歳になってからです。奈良県では、なかなか周囲の人や職場の人にはカミングアウトしづらい土地柄があります。実際近所の目が気になり、実家に帰らなくなった時期もありました。ですが、奈良県内にも自分と同じように困っている子どもや仲間がいて、住みにくい奈良県であってはいけないと思い、自分の生き方を発信し、ロールモデルとなり、一人でも悩む方や子どもたちにとって生きやすくなってもらいたいという想いがあります。そして、奈良県内にも集まれるコミュニティスペースづくりが必要だと思い、居場所づくりとして、定期的にレインボー奈良カフェの活動やLGBTQ勉強会や奈良レインボーフェスタの活動を通して、LGBTQの支援活動を奈良県で根強く啓発していけたらなと思い、活動を続けています。

桃子:みなさん、こんにちは。河崎桃子です。私も、奈良県で住む中で、奈良という土地柄、少し保守的なところや近所で噂が広まりやすい部分があるため、カミングアウトする前は、自分のセクシュアリティが周囲にバレてしまう事を恐れていた時期がありました。自分がレズビアンだと自認してからは、大阪や神戸のLGBTQコミュニティを探して、奈良に住んでいる当事者を集めて奈良会という飲み会を不定期で主催していました。今は、奈良県内でも集まれる居場所をパートナーと共に作り上げていき、私自身にも居場所ができ、少しホッとしています。誰もが困った時や悩んだ時に話を聞いてあげられるような居場所作りを今後も続けていけたらと思っています。

【LGBTQ講演会を通してのLGBTQコミュニティの現状】
~LGBTQ講演会を通して、悩む子どもたちに伝えたい事やコミュティー運営について~

<LGBTQ講演会の様子>

ヒカル:全国各地や奈良県内で、LGBTQ講演会に行って、啓発活動を行っています。
講演会は月に3.4回で、年間50件ほど講演会をさせて頂いています!
今現在はコロナの影響もあり、オンラインでの講演会も多くなり、大規模の講演会などは、来年度に延期の講演会などもあります。
その中でも、小学校や中学校や高校でお話しをさせてもらう中で、子どもたちのアンケートの中から「自分らしくいてていいんだ」「いろんな人が身近に存在する事を知れて良かった」という声を沢山頂きます。 

そのため、悩んでる当事者の子どもたちが目の前にいて、悩みを相談できる場所や繋がれる場所が奈良県には少ないと感じ、奇数月に「レインボー奈良カフェ」を定期的に開催するようになりました。
レインボー奈良カフェの参加者は、下は小学校1.2年生~中学生、高校生、学校の先生や保護者の方やLGBTQ当事者の方々
地域の方々や民生委員さんなど10代~80代など年齢層は幅広く参加
していただいています。

このレインボー奈良カフェでは、お茶会やトークショーや映画の上映会など季節ごとのイベントなど楽しい企画が盛り沢山なので、LGBTQに興味がある、勉強してみたい、相談してみたいなど
1人からでも気軽に参加していただけるようお待ちしています。

<レインボー運動会の様子>
<レインボーお茶会>

地域の講演会にお話しさせてもらった時にLGBTQ当事者の保護者の方が講演会を聞いてくださる機会も今まで沢山ありました。
自分自身が小学校の時や中学校の時に、家族や友達に相談できず苦しかった経験があり、
同じような経験をしてほしくないといった想いやいろんなセクシュアリティの人に出会って、多様な人がいて、人それぞれ悩んでる事も違って相談したり、聞いたりする居場所を作っていきたいと思い、レインボー奈良カフェを定期的に奈良県で開催しようと思うきっかけとなりました。

講演会を全国各地まわる中でも、「同じ気持ちになった事があります」「モヤモヤしていた気持ちが自分らしく生きていいんだと思えて楽になった」という声を聞くと、自分自身も勇気を出して、自分のしんどかった事や悩みなどの経験談を今後も発信していきたいと思いました。

桃子:私が、講演会や研修に行く中で気になる事は、同性愛や多様な性の方々の事まで知らない方も多く、制服や更衣室やトイレなどといったハード面での改良などのトランスジェンダーの人だけに着目しがちな風潮があり、ハード面だけでなく、ソフト面でも、目に見えなくて悩んでいる当事者も沢山身近に存在することを伝えたいと思っています。
私自身当初、LGBTQの知識が全くなく、自分が当事者だと自覚したとき、そのことを受け入れることがすごく困難でした。「仲間は必ずいるよ」父からのその言葉に励まされて、一歩踏み出すことができました。長い月日をかけ、自分自身を受け入れ認め、沢山の仲間と出逢い、こうして地元奈良で活動できていることを幸せに感じ、今私は笑顔で生きることができています。

LGBTQ支援団体RainbowCreate

https://sadamasahikaru5.wixsite.com/lgbtqrainbowcreate

奈良レインボーフェスタ共同代表 定政 輝
http://m.lgbt747.webnode.jp
Twitter@1222hikaru

奈良レインボーフェスタ共同代表 河崎 桃子
Twitter@07momoko29

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