COLUMN

誰もが「自分らしく」あるために、私が思うSDGs 目標5「ジェンダー平等」に向けて今すぐ出来ること!!

こんにちは。おのです。

私は父の仕事の都合により多種多様な人々が共存するアメリカ合衆国で、小学5年生から4年間、多感な時期をダイバーシティ溢れる環境で過ごす貴重な経験させていただきました。

小さい頃から肌の色、人種や国籍など、個々の違いを認め合い、お互いを尊重し「自分らしく」あること、ダイバーシティの大切さを生活環境から身近に触れる中で、様々なことを思っていました。

帰国後、“日本での生活”が始まってからカルチャーショックを受けました。今まで周りの目を気にして発信することをためらっていましたが、LGBTsが当たり前になる黎明期の今だからこそ多くの人に伝えたい内容があり、これまでの募り積もった想いをこのコラムで発信したいと思います。

多様な価値観を認め合い、ダイバーシティが身近だった私がSDGs 目標5「ジェンダー平等」の実現に向けて今すぐできることについて、これまで気づいてきたことを書かせていただきます。

今回のこのコラムをきっかけに「ジェンダー平等」の実現がより近い未来となれたら幸いです。

私が思う「ジェンダー平等」の理解が進みにくい理由。

私が思う「ジェンダー平等」の理解が進みにくいことの課題とは、自分と「ジェンダー平等」はどう関わり合いがあるか見出しにくいことだと思います。

スマホが当たり前になる少し前まで、ほとんどの人は手軽に情報を取得する機会、伝えたい情報を簡単に多くの人へ届ける術がなかったので、「ジェンダー平等」だけでなく、世の中の様々な社会問題を今ほど広く知られていなかったと思います。(近年のBML運動やMeToo運動はインターネットによる情報拡散の加速が大きく貢献していると思います。)

知らなかったがゆえに「関心がない」ではなく、「関心を持つ」まで至らなかったと思います。

私を含めコラムを読んでいただいているみなさんもおそらく、「SDGs 17の目標と169のターゲット」というものが世の中に存在していることを知っているだけで、中身の具体的な内容を知らない方が大多数を占めていると思います。

実際のところ、私もSDGs 目標5「ジェンダー平等」の詳しい内容をサラッと誰か説明できる自信はありません。

「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」をテーマとし、以下の9つのターゲットから構成。


















※参照URL
EduTown SDGs 「ジェンダー平等を実現しよう」https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-5.html

改めて、SDGs 目標5「ジェンダー平等を実現しよう」を見てみたところ、難しいです。

内容が簡単ではないからこそ、自分との関わり合いが見出しにくく、具体的に何をすればいいのか見えてきません。

課題の本質を掘り下げることで見えるくる
「自分ごと」にするというビジョン

難しい内容だからこそ、なぜSDGs 目標5が必要なのか?課題の本質を掘り下げることで、自分との関わり合いを見出し、具体的に何をするべきなのか見えてくると思います。

まず、どんな社会課題が起因して、SDGs 17の目標に「ジェンダー平等」が掲げられているのか、私自身なんとなくしか理解していなかったので、調べて見ました。


主にSDGs 目標 5の掲げられている理由は、以下の3つが大きな要因と考えられます。

 ・世界各地の理不尽な児童婚
 ・ジェンダーに起因する固定観念(男性は青,女性はピンクなど)
・仕事や学術研究等のあらゆる成果の評価を受ける上で、提示している性の固定観念と合わせて見られてしまい、ジェンダーによる格差。

※参照URL
① 一般社団法人SDGs支援機構「SDGs|目標5 ジェンダー平等を実現しよう|性別による差別だけではない」 https://sdgs-support.or.jp/journal/goal_05/

② EduTown SDGs 「ジェンダー平等を実現しよう」
https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-5.html

この3つの要因をみて、まず最初に私はどんな人もどこで暮らしていようとも、バイアス無しにその人の本質となる部分に目を向けられるべきだと思いました。

次に、私自身の日常を振り返ってみて、日本では“理不尽な児童婚”がないことや“ジェンダーに関する固定観念”の問題はあるけれど、そこに対して目が逸らされていたり、そもそも問題としての認識が薄いという印象が浮かび上がってきました。

つまり、私たちは自分との関わり合いを見出すため、「自分ごと」として理解していく必要があると思います。

ジェンダー平等」の実現を含め、様々な社会問題を
多くの人に「自分ごと」として理解してもらいたい。
そのために私が取った具体的なアクション

今回のこのコラムを書くにあたって、ジェンダー平等やSDGsの理解を深めるため、インターネットの様々な発信や考え方に触れていく過程で、「自分ごと」にするという切り口から全く同じ方針で社会課題に向き合う“まち”のクラウドファンディングの取り組みを見つけました。

【福岡県田川市】
「子ども達と一緒に考える、Beyond SDGs子どもシンポジウムを開催したい!」
https://camp-fire.jp/projects/490042/preview?token=5s23ph35


ジェンダー平等の実現や社会問題の解決について模索する中で、この取り組みの発見は私自身の励みになりました。自分の進むべき方向が間違ってないと自信に繋がり、私はこのクラウドファンディングへの参加を決めました。

また、このクラウドファンディングの取り組みは、LGBTsの願う「ジェンダー平等」の実現に直結していると私は確信しております。

だからこそ、みんなでこのクラウドファンディングをきっかけに「自分ごと」にするムーブメントを拡大し、「ジェンダー平等」を含めSDGsの目標達成に向けて具体的なアクションを起こしていきたいと思います。

【「子ども達と一緒に考える、Beyond SDGs子どもシンポジウムを開催したい!」とは】
福岡県田川市で行われるこのシンポジウムは、日本のSDGsの理解が遅れていることを課題とし、その解決策としてSDGsを「自分ごと」にすることを提案されています。

講演ではSDGsの内容に絡めて、シンポジウムを行う田川市の炭鉱のまちとして栄えた歴史から多種多様な人とお互いに理解・尊重しあえる「SDG、共生社会」実現に向けたこれまでの取り組み等を子ども達と対話形式で行い、SDGsと自分の日常生活との関わり合いを見つけるきっかけ作りを行うようです。

このシンポジウムのSDGsを「自分ごと」にするという内容だけでなく、相手に「自分ごと」として考えてもらうための工夫に私は熱い想いを感じ、惹かれました。

一方的な情報発信による呼びかけを行うのではなく、対話形式を取ることで相手自らが考え、答えを模索する状況が自然と生まれ、「自分ごと」としての理解が深まる構造になっていると思います。

【誰もが「自分らしく生きる」ことのできる世界を目指して】
このシンポジウムは「LGBTsに対しての理解普及・ジェンダー平等の実現」にも深く関わるテーマで、多くの人にぜひ参加して欲しいと思っています。

私がこのシンポジウムへの参加を決めた理由は、SDGsを「自分ごと」として理解することに強く共感したからです。

多くの人が賛同・参加し、この取り組みを日本から世界へ大きくしていくことができれば、性別関係なくお互いに理解・尊重し合える、誰もが「自分らしく生きる」ことのできる世界がやってくると信じてやまないです。

ぜひ、誰もが「自分らしく生きる」ことのできる世界を目指して、一緒にこのシンポジウムに参加していただきたいです。


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