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カミングアウトとは?どんな意味?芸能人で公表している方も多数いる。

セクシュアルマイノリティについて理解が進んでいる昨今。芸能人の方にもセクシュアルマイノリティを公表されている方が増えてきています。

しかし、そんな中でもカミングアウトをためらう人がいるかもしれません。ここではカミングアウトとは何か、さらに公表している芸能人の方などを紹介していきます。

カミングアウトについて

カミングアウトというと、「今まで人に黙ってきたことを打ち明ける」といった意味合いで使われている言葉です。

また「秘密にしていたことを暴露する」といった、少々大げさな意味合いで使われることも少なくないかもしれません。

カミングアウトはLGBTなどセクシュアルマイノリティのことで使われることが多い傾向にありますが、それに特有の言葉ではなくどんなジャンルにでも当てはまる言葉です。

今回ここでは、セクシュアルマイノリティにおけるカミングアウトの観点で解説していきます。

LGBTにおけるカミングアウトとは?

カミングアウトとは、自らがセクシュアルマイノリティであることを他人に打ち明ける意味で使われている言葉です。

しかし、この言葉の意味はLGBT関連の方にとってみれば重い意味を持ちます。まず、言葉の成り立ちから解説していきましょう。

カミングアウトという言葉

カミングアウトの日本語訳を、“告白”とイメージする方もいるかもしれません。秘密を打ち明けるという意味合いで使われていることから、告白をイメージするのは無理もないでしょう。

しかし、カミングアウトの成り立ちを知ると少しニュアンスが違うことがわかります。

クローゼットが隠れている

カミングアウトを英語表記すると「coming out」。じつは、カミングアウトは「coming out of the closet」の短縮系として使われるようになった言葉で、「クローゼット(closet)」という言葉が隠れています。

単に告白という感じのニュアンスとは別の意味合いを持っているのではないでしょうか。

重大なこと

クローゼットは日本語で押し入れを意味します。つまり、カミングアウトの正しい日本語訳は「押し入れの中から出す」というニュアンス。

押し入れの中にしまってきたものを表に出す…ということは、とても勇気のいる告白行為であることがわかります。カミングアウトは気軽にできるようなものではない、当人にとって大切な行為なのです。

アウティングとの違い

カミングアウトについて理解する上で重要なことが、「アウティング」とは違うという部分です。まずアウティングについて理解していきましょう。

アウティングとは?

アウティングとは、周囲が本人の同意無しに周囲の人たちにセクシュアルマイノリティであることを言いふらす行為のことです。

つまり、セクシュアルマイノリティの当事者ではない方がその人のセクシュアについて同意無しに勝手に言いふらしてしまう行為。当事者の方が深く傷つく可能性のある行為であり、安易にするようなことではありません。

カミングアウトとの違い

カミングアウトは、「自らが、自らの意思でセクシュアルマイノリティであることを第三者に伝える」という行為です。

しかし、アウティングは前述したように本人の同意無しに行われる行為であり性質が全く違います。アウティングはその人の人生を大きく変化させてしまう可能性がある行為です。

アウティングによって命を絶つ方が出てしまう事件などもあり、東京都の国立市ではアウティングが禁止する条例が施行されるなど大きな問題として捉えられています。アウティングは気軽な気持ちで行ってはいけない行為なのです。

カミングアウトの例

自分の秘密を信頼する人に告白する。LGBT関連のことでなくとも、大変勇気がいる行為であることは理解できるでしょう。

しかし、その恐怖を乗り越えてカミングアウトしたいと考えている方もいるかもしれません。ここからはカミングアウトの例などについて解説していきます。

カミングアウトストーリー

インターネット上には、カミングアウトストーリーというものが多くアップされています。

カミングアウトストーリーとは、自らがカミングアウトをする経緯から始まり、それをした後の相手の反応や生活の変化などを動画または文章化したものです。

人それぞれセクシュアルマイノリティについての考え方やカミングアウトする経緯、相手も違います。この手順ですればいいとか、こういったやり方がおすすめなど、一概に伝えることが難しいのがカミングアウトです。

さまざまな方のカミングアウトのストーリーを知り、自分がカミングアウトするときの参考にしてみるとよいのではないでしょうか。

段階的なカミングアウト

誰かにカミングアウトをした後、それでカミングアウトは終わりません。

私たちは社会の中でさまざまなカテゴリの方と付き合っており、どこまでの範囲の人にカミングアウトするのか段階的に考えていく必要があります。段階的なカミングアウトとはどういうことなのか、詳しく解説していきましょう。

対象を理解する

カミングアウトをする際、多くの場合は当事者の方が最も信頼している(自分のことを最も知っていてほしい)相手に行うことが多いようです。

親や兄弟、姉妹、親友など人それぞれですが、どの相手にカミングアウトをしていくか段階的に考えていくことが必要です。

例えば、当事者にとってカミングアウトする順番は、「家族」、「親友」、「同僚」、「職場全体」だったとします。

家族にはカミングアウト済みであり、親友はまだ…など、カミングアウトはその対象が広がっていきます。

もちろん自分が関わる全ての人にカミングアウトする必要はないため、どこまでの範囲か決めておくことも重要です。無計画にカミングアウトをしていくのではなく、段階的にしっかりと考えながら行動していくことをおすすめします。

カミングアウトを公表している芸能人

カミングアウトは勇気のいる行為ですが、近年芸能人の方の多くが公表しています。ここではカミングアウトをしている芸能人の方を紹介していきましょう。

数多くの芸能人

芸能人の多くがカミングアウトをしています。例えば、東京大学名誉教授でコメンテーターのロバート・キャンベル氏は同性愛者とカミングアウトしています。

また、テレビで大活躍しているマツコ・デラックスさんは女装家として知られていますが、自らの著書の中でゲイとカミングアウトしています。

ほか、有名声優の三ツ矢雄二さんもテレビ番組内でカミングアウト、タレントとして活躍しているぺえさんもテレビ番組で母親にカミングアウトし話題となりました。

そのほか、YouTubeやタレントとして活躍するkemioさん、ダンサーのAyaBambiさん、タレントの最上もがさん、芸人のカズレーサーさんなどはバイセクシュアルとカミングアウトしています。

影響力のある芸能人の方たちのカミングアウトは、多くの人に勇気を与えてくれるといわれています。ぜひ、カミングアウトした芸能人の方も応援し続けていきましょう。

最後に

カミングアウトは当事者の方にとって、とても勇気のいる行為です。おもしろおかしく扱うものではなく、真剣に考えるべき問題でしょう。

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