COLUMN

ジェンダーレス女子とは?髪型やメイク、ファッションの特徴は?中性的でカッコイイ。

近年、ファッション業界からも注目されているジェンダーファッション。 

髪型やメイク、服装など若い方を中心にジェンダーレスの方の生き方などもリスペクトされるようになってきています。 

そんな中、とくに中性的でカッコイイと話題なのがジェンダーレス女子という方たち。ここでは、ジェンダーレス女子について解説していきたいと思います。 

ジェンダーレスについて 

ジェンダーレス女子に人気が集まっているとお伝えしました。 

ファッションからジェンダーレス女子について知ることも重要ですが、根本的に「ジェンダーレス」とい言葉を知らないと理解が進まないかもしれません。 

ジェンダーレス女子を知る上で、まずはジェンダーレスについて考えていきましょう。 

ジェンダーレスとは? 

ジェンダーレスとは、「ジェンダーギャップをなくそう」という考え方です。 

また、「ジェンダーキャップのないこと」という定義もあります。そもそもジェンダーギャップというのは、男女の違いによって生じる格差を意味する言葉。 

具体的には経済活動をはじめ、政治への参画度、教育水準などから算出される男女格差を意味しています。 

ジェンダーギャップをなくそうという考え方は、「男性らしさ」「女性らしさ」から来る役割や職業、価値観など、性別による違いの境界線を無くす、区別しないという考え方と捉えるとわかりやすいかもしれません。 

ただし、あくまでジェンダーレスは「男性と女性の境界線を無くす、性差を無くす」という考え方です。 

後述するように、ジェンダーフリーという考え方とは少し違っているので注意しましょう。 

ファッションとしてのジェンダーレス 

ジェンダーレスは社会的なものや職業、政治的な側面で考えられている部分もありますが、近頃では「ファッション」の観点からジェンダーレスが注目されるようになってきています。 

一体、どのようなことなのか解説していきましょう。 

境界線のないファッション 

近年、男性や女性というカテゴリに縛られることのない、中性的なファッションを楽しむ方が増えて行きています。 

とくに海外のモデルの方が男女の境界線のないファッションを着用したり、ヘアメイクなども中性的にしたり、業界全体からも注目されるようになっています。 

「自分の性をどのように表現するか」という要素である、「性表現」。 

ジェンダーレスファッションはこの性表現のひとつとして、「男女の境界線がないファッション」として認識されるようになってきているのです。 

ジェンダーレス男子・女子という言葉 

ジェンダーレスファッションをする方たちを、「ジェンダーレス男子」や「ジェンダーレス女子」という言葉で呼ぶことが定着し始めています。 

男性でもなく女性でもない中性的なファッションやメイク、髪型。 

モデルやタレントにもジェンダーレスファッションを楽しみ発信される方が多く、新しいファッションのあり方としても注目されています。 

ジェンダーレス女子について 

ジェンダーレス、そしてジェンダーレスファッションの意味の基本をお伝えしてきました。これを踏まえて、ジェンダーレス女子について考えていきましょう。 

ジェンダーレス女子の特徴 

ジェンダーレス女子はカッコイイ。ジェンダーレス女子について、このように評価する方は少なくないかもしれません。 

もちろんジェンダーレス女子と一口にいっても、それぞれの考え方やファッションの傾向、メイクなども違っています。そのため、カッコイイと称される方もいれば、可愛いといわれる方もいます。 

とはいえジェンダーレス女子は、「中性的でカッコイイ」というイメージがあることは間違いありません。 

ここからは、ジェンダーレス女子の特徴について考えていきたいと思います。 

甘さのないナチュラルなメイク 

ジェンダーレス女子はまず、メイクに特徴があります。女性らしい、男性らしいということではなく、あくまでナチュラルな雰囲気で全体を仕上げる傾向が特徴です。 

甘さを感じさせるようなカラーリングではない、ヌーディーなカラーを選ぶところもポイントです。 

また、目元をキリっとさせるようなシャープなメイクも特徴的であり、チャームポイントをしっかりと強調するというメイクも魅力的です。 

ショートヘア 

ジェンダーレス女子の髪型の特徴のひとつが、ショートヘアです。 

ロングヘアの方ももちろんいらっしゃいますが、多くのジェンダーレス女子の方がスタイリッシュ&ボーイッシュなショートヘアで自分を表現しています。 

美しいブラックヘアの方から金髪の方、明るいカラーリングの方など自らのキャラクターに合った髪色で楽しんでいるところも特徴でしょう。 

ただし、無造作にぼさぼさにしているのではなく、ヘアワックスを使って束感をつくったり、美しい輝きをいかしたり、あくまで「中性的」な雰囲気を表現しているところもポイントです。 

個性を感じるファッション 

ジェンダーレス女子で注目されているのが、その自由なファッション。甘く女性的だったりハードで男性的だったりとするわけでなく、あくまで中性的。 

しかし、マニッシュなアイテムをバランスよく利用するカジュアルなファッションが特徴で、トレンドに左右されない自分の好きなファッションをする傾向にあります。 

また、女性らしい体つきを強調する服装よりも体のラインがわからないもの、ビッグサイズなシルエット、カラーリングもモノトーンだったりと甘過ぎないファッションスタイルが特徴です。 

ジェンダーフリーとの違いは? 

ジェンダーレス女子のファッションの特徴から、そのスタイルに憧れる方もいるかもしれません。 

ひとつ、ジェンダーレス女子について理解する上で重要になってくるのが、ジェンダーフリーとの違いです。 

「ジェンダー」という言葉が一緒であることから、混合されることの多いジェンダーレスとジェンダーフリー。 

一体、どのような違いがあるのか基本を考えていきましょう。 

ジェンダーレスとジェンダーフリーの違いは? 

まず、ジェンダーレスについておさらいしていきましょう。 

ジェンダーレスは、男性や女性の境界線をなくしていく、男女の性差のない…というような意味合いの言葉とお伝えしました。 

ジェンダーレス女子のファッションの特徴からも、男性的でも女性的でもない中性的な立場という性表現がカッコイイと称される部分です。 

一方、ジェンダーフリーは「従来の固定的な性別における役割分担にとらわれない。それぞれが自由であり、平等に行動する選択できる世界」を目指す考え方です。 

ジェンダーギャップを無くすという考え方のひとつではありますが、「男性はこうあるべき、女性はこうあるべき」という考え方ではなく自由に行動できる考え方がポイントになります。 

男性だから専業主夫になりにくいとか女性の管理職につきづらいとか、家事は女性が行うとか性別役割分業に縛られない生き方を目指す。 

これが、ジェンダーフリーです。ジェンダーレスは、「性差の境界線をなくす」。 

ジェンダーフリーは、「性別によるさまざまな社会的差別を無くす」という考え方。根本的な部分が違っているので、混合しないようにしましょう。 

ジェンダーレス女子からジェンダーギャップを知る 

ジェンダーレス女子のファッションやメイク、髪型をカッコイイと感じる方も多いと思います。ジェンダーレス女子への興味をきっかけに、ジェンダーギャップというものについて考えてもいいのではないでしょうか。 

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